(2)第2種プロペラ軸
?分装青銅スリーブで、その間を黄銅板などで保護したプロペラ軸。
?第1種プロペラ軸以外のプロペラ軸。
(3)プロペラ軸の船首側組立型軸継手構造
プロペラ軸の船首側に組立型軸継手を採用する場合、3・13図に示すような構造では、軸身に海水がかかり、プロペラ軸表面にクロスマークが発生して、プロペラ軸が折損することがあるので3・14図に示すようにスリーブを組立型軸継手まで延長し、軸身を完全に保護する。更に、スリーブ端部と組立型軸継手の間に“0”リングを装着し、軸身に直接海水がかからない構造とする。
3・13図
3・14図
(4)プロペラ軸のプロペラ取付部の構造
3・15図に示すようなプロペラ軸スリーブ後端部とプロペラボス船首側の空所にゴムパッキン(Oリング)を装着し、海水の侵入を防止するプロペラの取付構造では、プロペラの取付具合によっては、プロペラボス内に海水の侵入の恐れがある。従って3・16図に示すようなグランドパッキン方式によるゴムパッキンを押し付け、押し込み量の調整ができるより確実なプロペラ取付け構造とする。
3・15図 プロペラ取付部の構造
3・16図 プロペラ取付部の構造
キー付きプロペラのキーの強度は、主機関の伝達トルクに対して十分耐えられるよう計画されるが、実際には主機関の伝達トルクがキーのみだけでなく、プロペラをプ
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